最近、自由時間がたくさんあるので普段に思い浮かばない課題について考えられる機会になった。その一つは、食事なのだ。たまに日本人の知り合いと話してい るうち、「アメリカ料理はどんな料理ですか」等と聞かれることがある。そんな時、思わず口ごもってしまう。なぜなら、アメリカ料理ってあるのかと疑ってし まうからだ。
英語では、食事に関わる慣用句はとても多い。その中、「as American as apple pie」というのもある。複雑な英語でもないが、(アップルパイのように)「極めてアメリカ的な」・「伝統的にアメリカ風の」・「アメリカ独特の」・「純 アメリカ的な」と日本語に訳せるのではないかと思う。しかし、実はアップルパイはアメリカ生まれのものではない。フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』によると、1381年ほど前に、イギリスでアップルパイがすでに編み出されていたらしい。しかしアメリカが独立したのは1789 年なので、アップルパイはアメリカの伝統食とは言えない。結局「as American as apple pie」という慣用句は詐称なのだ。そう知ってきた私には、ちょっとショックだった。「アメリカ独特の物って本当に存在するのか?!」と思った。
そういった問題に取り組みたかったので、まず「アメリカ料理」はどう定義すればいいかを考えてみた。いくつかの意味が取られると思う: ①アメリカ独特の味がする料理、②アメリカで生まれた料理、③アメリカで人気のある料理。それぞれを調べてみたので発表したいと思う。
同じ食生活のテーマだが、ベジタリアンなので食べ物について聞かれたら余計に難しくなる。「完全菜食主義者」という言い方をした時、イメージが強すぎると 言われた事があるのでそれ以降は「徹底したベジタリアン」という言い方に変えた。でもそう言ってもなかなか理解してもらえない。確か、ベジタリアンの中で は、色んな主義があるし※、どうしてベジタリアンなのかという質問に対して様々な道徳的・健康的・宗教的な理由がある。雑食の方にはこれらはちょっとわか りにくいとは思うけれど、相手が混乱しそうな顔をしたら普段こういった説明をします。「動物愛好者なので動物を苦しませたくない。そこで動物性の物を一切 食べないようにしています。」 でも何故か、その後こういった答えが返ってくる。「でも魚は食べるでしょう」「鶏肉も?」「卵も?」などの質問が多いで す。数分後、食生活を納得してもらえたら、相手が理由を知りたがるパターンが一般的だ。実は自分の考え方を説明させてもらえるし、そうしながら日本語の練 習にもなるし、そう聞かれたら嬉しい。ある方には「そういう考え方もあるんだ」、他の方に「馬鹿か」など、独断的な反応から思慮深い反応まで返ってくる。
※私のやっている「ビーガン」以外にも「フルータリアン」、「ラクト・ベジタリアン」、「ラクト・ベジタリアン」、「オボ・ラクト・ベジタリアン」、「ブレサリアン」、「マクロビオティック」等がある。
日本では、「沈黙は金」という行動がいいという。人前では意見を述べると慎むする人が多いと思う。もちろん日本人全員じゃないけどそういう人が他の国に比 較して多い筈だ。私もテーマに詳しくない時にそうなりがちで、全然悪い事だとは思っていない。でも討論するのが大好きな私には、私が選んだ食生活のような 議論の余地あるテーマを話し合う機会に喜ぶ。ただし、相手とは相互尊重の環境が無ければが最悪だと思う。
日本人論や日本文化論などという既成概念(ステレオタイプ)の多いジャンルが苦手だが、時々メディアではっきりした違いに気付く。その一つは、日本のテレ ビ番組では、誰かが何かを食べる時、すごく大げさな反応に決まっている。総括していうと料理・旅行に関わる番組ではこういった誇大が多いけれど、ドラマや ドキュメンタリーでもよく見られる。日本のテレビともなれば、誰かが何かを普通に食べている場面の放送を今だに観た事がないと思う事がある。確か、日本で は本当に美味しい料理が沢山あると知ってはいるが、長い間それにさらされるとその反応をある程度ぼんやりさせるのではないだろうか。しかし、実際には日本 のメディアを見ればみる程、そうでないという意見が強まる。アメリカに帰る前、「食事を味わう直後」の反応を300本ぐらい録画して、上手く編集して、ア メリカにいる親戚にこの文化的不思議を見せたいと思っている。
日本人の友達、そして日本語が読める外国人の友達、どう思う?コメントをよろしく!
英語では、食事に関わる慣用句はとても多い。その中、「as American as apple pie」というのもある。複雑な英語でもないが、(アップルパイのように)「極めてアメリカ的な」・「伝統的にアメリカ風の」・「アメリカ独特の」・「純 アメリカ的な」と日本語に訳せるのではないかと思う。しかし、実はアップルパイはアメリカ生まれのものではない。フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』によると、1381年ほど前に、イギリスでアップルパイがすでに編み出されていたらしい。しかしアメリカが独立したのは1789 年なので、アップルパイはアメリカの伝統食とは言えない。結局「as American as apple pie」という慣用句は詐称なのだ。そう知ってきた私には、ちょっとショックだった。「アメリカ独特の物って本当に存在するのか?!」と思った。
そういった問題に取り組みたかったので、まず「アメリカ料理」はどう定義すればいいかを考えてみた。いくつかの意味が取られると思う: ①アメリカ独特の味がする料理、②アメリカで生まれた料理、③アメリカで人気のある料理。それぞれを調べてみたので発表したいと思う。
- アメリカは移住した人々に非常に大きな影響を受けたので100%アメリカンという物は無いのではないかと思う。でもいくつかのアメリカの地域 の味が世界中で知られてきたのでそれぞれを紹介したいと思う。ペンシルベニアダッチ料理、ハワイ料理、ケイジャン料理、バーベキューなどが代表的だろう。 (現代のベジタリアン料理の多くはアメリカで生まれたとも言えるだろう。)
- ポテトチップス、ブラウニー、チョコレートチップクッキ、チャプスイ、コーンドッグ、軸付きトウモロコシ、おみくじ入りクッキー、ファッジ、 ひき割りトウモロコシ、ガンボ、パンケーキ、ハンバーガー、アイスクリームコーン、ジャンバラヤ、マカロニアンドチーズ、ピーナッツバター、パンプキンパ イ、スラッピージョー、感謝祭のディナーの全てがアメリカで生まれたという。でもアメリカで生まれ育てられた私は、インターネットで調べる前に知っていた のは、僅か2件にしか及ばなかった。
- 人によって好みが違うので正確に言い難いけれど、7歳~25歳の中では6割が「中華料理が一番好き」という統計に目を通した事がある。アメリ カ中でメキシカン料理も非常に人気がある。(サルサの売り上げがケチャップよりも多い傾向があり、パン類の食品ではパン白パンの次にトルティーヤがよく売 られている。)そして、ニューヨークやシカゴの様な大都会では、フュージョン料理(国際的なブレンド)がブームになっているようだ。
同じ食生活のテーマだが、ベジタリアンなので食べ物について聞かれたら余計に難しくなる。「完全菜食主義者」という言い方をした時、イメージが強すぎると 言われた事があるのでそれ以降は「徹底したベジタリアン」という言い方に変えた。でもそう言ってもなかなか理解してもらえない。確か、ベジタリアンの中で は、色んな主義があるし※、どうしてベジタリアンなのかという質問に対して様々な道徳的・健康的・宗教的な理由がある。雑食の方にはこれらはちょっとわか りにくいとは思うけれど、相手が混乱しそうな顔をしたら普段こういった説明をします。「動物愛好者なので動物を苦しませたくない。そこで動物性の物を一切 食べないようにしています。」 でも何故か、その後こういった答えが返ってくる。「でも魚は食べるでしょう」「鶏肉も?」「卵も?」などの質問が多いで す。数分後、食生活を納得してもらえたら、相手が理由を知りたがるパターンが一般的だ。実は自分の考え方を説明させてもらえるし、そうしながら日本語の練 習にもなるし、そう聞かれたら嬉しい。ある方には「そういう考え方もあるんだ」、他の方に「馬鹿か」など、独断的な反応から思慮深い反応まで返ってくる。
※私のやっている「ビーガン」以外にも「フルータリアン」、「ラクト・ベジタリアン」、「ラクト・ベジタリアン」、「オボ・ラクト・ベジタリアン」、「ブレサリアン」、「マクロビオティック」等がある。
日本では、「沈黙は金」という行動がいいという。人前では意見を述べると慎むする人が多いと思う。もちろん日本人全員じゃないけどそういう人が他の国に比 較して多い筈だ。私もテーマに詳しくない時にそうなりがちで、全然悪い事だとは思っていない。でも討論するのが大好きな私には、私が選んだ食生活のような 議論の余地あるテーマを話し合う機会に喜ぶ。ただし、相手とは相互尊重の環境が無ければが最悪だと思う。
日本人論や日本文化論などという既成概念(ステレオタイプ)の多いジャンルが苦手だが、時々メディアではっきりした違いに気付く。その一つは、日本のテレ ビ番組では、誰かが何かを食べる時、すごく大げさな反応に決まっている。総括していうと料理・旅行に関わる番組ではこういった誇大が多いけれど、ドラマや ドキュメンタリーでもよく見られる。日本のテレビともなれば、誰かが何かを普通に食べている場面の放送を今だに観た事がないと思う事がある。確か、日本で は本当に美味しい料理が沢山あると知ってはいるが、長い間それにさらされるとその反応をある程度ぼんやりさせるのではないだろうか。しかし、実際には日本 のメディアを見ればみる程、そうでないという意見が強まる。アメリカに帰る前、「食事を味わう直後」の反応を300本ぐらい録画して、上手く編集して、ア メリカにいる親戚にこの文化的不思議を見せたいと思っている。
日本人の友達、そして日本語が読める外国人の友達、どう思う?コメントをよろしく!
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