Monday, July 03, 2006

9時間経っても信じられないことが起こってしまった。

仕事が終わるちょっと前に同じ事務所で働いているOさんが「お先に」っていってエレベータに向かった。事務所はビルの6階にあるのでエレベータが来るまで最大でも2分しかかからない。なので私が書類や日報を片付いて事務所を出たらOさんがまだエレベータの前で立ち止っているのを見たらびっくりした。Oさんは優しい方だけど先輩(上司?)なので普通は仕事についてしか話さない関係だけど今回はOさんがちょっと恥ずかしそうに笑って言った。

Oさん: 「今着替えている男を見た。」
私: 「へえ?本当ですか?!エレベータの中で?」
Oさん: 「そう。夢だったのかな。。。」
私: 「もしかしたら変態。。。ですか?」
Oさん: 「いや、わからない。」
私: 「...」
Oさん: 「...」
私: 「ええと、服は全然着ていなかったんですか?」
Oさん: 「ん、上半身は服を着ていなくて下はパンツだけだった。」
私: 「...」
Oさん: 「...」
私: 「まあ、今なら済んだでしょうからもう一度トライしましょうか?」
Oさん: 【頷く】

ボタンを押す私。30秒程度かかるエレベータ。開けるドア。。。
そして、着替えていた男はいないようだ。然しエレベータの様子が変だな。。。
何か床に落ちているよ!ちょっと待って、携帯電話が落ちとるし、カーペットが泥で汚れてるよ。
その匂いは。。。臭っ!What the fuck?!!  なんてこった?!

床のあっちこっちは糞便にまみれてしまっていた。
臭くて汚くてエレベータに入れなかった二人だった。

Oさん: 「漏らしていた...最低...」
私: 「...」
Oさん: 「ありえない...」
私: 「警察に出せる証拠として携帯電話を取ったほうがいいかな...」
Oさん: 【無口でショックを受けている様子】

そして扉が閉まった。部長さんが私達の声を聞いて何が起こっているかを聞く。Oさんは着替えている男がいたってことを部長さんに説明して、部長さんが「(自己防衛の為に)棒を持ったほうがいい」って言い出す。Oさんが糞便にまみれていることも説明して、私は変なことにそれを説明せずに済んだことをありがたく思った。事務所の他のスタッフに「帰宅する時はエレベータを絶対に避けたほうがいいです。階段で降りてください」とアドバイスをあげ、日本語が少ししか出来ないカナダ出身のAさんは周りの大騒ぎを見て心配して私に聞く。

Aさん: 「Is there anything I can do to help?」
私: 「Uh, not really, I guess. But when you leave work, you should definitely take the stairs.」
Aさん: 「Why, what happened to the elevator?」
私: 「Well...first Oさん saw a half-naked man changing in the middle of the elevator...」
Aさん: 「Oh God.」
私: 「...So she let it go without her, and when the doors opened again, the elevator was...」
Aさん: 【目を皿にしている】
私: 「...I mean, somebody had defecated all over the elevator...」

Oさんともう一人女性スタッフと6階から1階まで降りて、横道を歩いてビルの正面に着く。1階にある新聞配達業者の方々が落とされた形態を持ち話し合っている。Oさんの反応からは男がいないことが分かった。Oさんしかその男を見ていないらしく、40代~50代のスーツを(部分的に)着ていた男のようだ。知っていることを教えてから駅に向かう三人。

Oさん: 「我慢できなかったのかな。」
私: 「そう思いますか?我慢の問題の筈が無いと思いますけど。。。」
Oさん: 「忘れよう。今日給料日だったので買い物をして忘れようとしたい。」
私: 「はい、お疲れ様です。」

って言った私だったけど、そのような馬鹿げた事件の後、どういう風に別れ挨拶をすればいいだろう?いつも通りの挨拶にしたけど、後でもう少し陽気な言葉にすればよかったのにと後悔していた。でも先輩(上司)だし、「大変でしたね。直に忘れるといいですね。」などは不適切かもしれないし、やはり簡潔にしてよかったと思う。

この世の中に色んな人がいることはいいことだと思うけど、これから一度もエレベータで他人の糞に出会わないことを深く祈っております。

Wednesday, April 19, 2006

ベジタリアンである私には食べた事がないけど、「ちゃんこ鍋」という言葉を良く耳にする。食べた事も無い食べ物なので語源を深く考えた事もなかったけれど、何となくお袋の味を象徴する「おかあさん」の音を置き換えて別の言葉になった言葉だろうと思っていた。

ところが、今朝のニュースを見てると、その語源が説明されたので投稿しようと思った。その記事を観ながら分かったけどネーティブな日本語で説明するサイトを見つけたのでその方の言葉を貸してもらっちゃいます…
部屋の食事の係はベテラン力士が勤めることが多く、「お父ちゃん」と呼ばれていたため、それが訛って「ちゃん公」になった説。また、江戸時代に長崎に巡業 にいった時に見つけた中華鍋料理に用いられていた、底の浅い板金製の鍋の鏟鍋(チャンクォ・chang3guo1)がお相撲さんたちの人気を呼び、以来、食事の事を「ちゃんこ」 と呼ぶようになった説がある。
因みに「鏟」とは「スコップ」や「鋤」という意味らしい。

Monday, March 13, 2006

数年前、ある友達に初めてラーゼルというラッパーのCDを聞かせてもらったら、リズムマシンをしながら歌える事に非常に感動してしまった。

程なく大学では日本語言語学の教授がトゥーバの喉歌を紹介して、オンダールのCDを貸してくださった。

トゥーバの喉歌歌手は最大で3つの楽音を同時に出すことが出来ます。即ち、メロディーを歌いながら自分でハーモニーもやって、それにリズムも加えることです。

上記の2件以外では、口の斬新的な使い方で驚くべき音が出来る方法はあまり聞いた事がなかった。だが、数分前にユリー・レーンというサンフランシスコに滞在しているアーティストのビデオを見た。(恐らくイスラエル人なのかも知れない。)

彼はマジで凄いんだよ。

ビデオ・ストリーミング音楽を含めてマルチメディアが満載しているので興味があったら彼のウェブサイト(英語)に行ってみてください。

そして私が見て感動してしまったビデオを下でご覧ください。(フラッシュプラグインが必要)

引越し

「この家が売れるかかしら。」高草木真美が夫の裕也に不安そうに言った。
「心配せんでええで。今年こそ、売れる風が吹いてきたからな。」
「そう信じたいわ。」真美はそう言ったが、納得した様子ではなかった。
「ほら、来月は塗装業者が外観をきれいにしてくれるし、価値が上がるで。」

日ごろは高草木夫婦はとても仲が良かったのだが、長年住んでいた家が売れないせいでお互いにストレスが溜まってきた。若い頃は二人ともは農家だったが、裕也の仕事の都合で京都府の舞鶴へ引っ越したのである。裕也の故郷大阪だったが、真美は横山出身であった。

いわゆるバブル経済時代に現在の家を買うために住宅ローンを組んだが、返済できるまでとても細々と暮らしていた。二年前に裕也が糖尿病と診断され、病院に通う事が増えてきた為、京都市内に引っ越す計画を立てたが、貯金も少なく家を売れないと引っ越せない状態であった。

最近は家探しする人はリフォームされた風呂場・台所を当然なことと思っているらしく、和風の作りや爽やかな畳、美しい障子を鑑賞してくれない人が多い。不動産会社の人が何回もそう言っていた。「昭和時代の家は魅力的に思われないんだよ、今の人には。リフォームに励んで、ちょっとした投資で直ぐに売れるさ。」とも言われた。ほぼ使われていない車を売ればリフォームに十分なお金があった。

だが、裕也と真美は家を変えたくなかった。

三ヶ月も経ったが、不動産会社からは一本の電話も来なかった。真美の誕生日がやってきて、イタリア料理屋さんで食べにいったら、外国人の男性がウェーターをやっていたことにびっくりした。そのレストランは「ファゾーリズ」と言って、イタリアで料理を勉強しに留学したマスターは哲夫といって高草木夫婦の親しい友人だった。その前に行った時は女子高生がウェートレスをしていた。

「やぁ、哲夫。元気にしとるか?」と裕也が奮って{ふるって}声を掛けた。「外人さんを採用しとったんやな。」
「こいつはな、二週間前に日本に来てな、日本語を勉強しに来たらしいで。そこで先週ここにやってくるんだよ。バイトを探してるんですけど何て聞かれてな。今のウェートレスは来月で短大に行ってしもうやんけ。んで、グッドタイミングやと思って雇っちまったんよ。日本語へ勉強中だけど少し話せるから話してみてや。」

大学時代でイタリア語を勉強していた真美はちょっと考えてから「ブオナ セーラ」と言った。

ウェーターは不思議そうな顔をして、「スミマセン、イタリア語がシャベレマセン。」と答ええた。

「そうですか?じゃあ、何人ですか?」と真美がちょっと恥ずかしそうに聞いた。

「ブルガリア人です。ソフィア市から来ました。Zlatko Penchevと言います。よろしくお願いします。」

「ズラッコさん、あたしはマミといいます。この人は夫で、ユウヤといいます。どうぞよろしく。」


…つづく

Tuesday, December 06, 2005

過去3ヶ月、アンナと一緒に装道(着付け)を習っていて、12月4日に京都会館で開かれたコンテストに私たち二人とも出ました。私はよく出来たとは思ったが、残念ながら上位3着以内に入らなかった。(泣)

しかし、アンナは外国人の部の優秀者だった!!詳細は下記の記事をどうぞご覧ください。(京都新聞からコピーした。)


和装の美、手早い着付けに感嘆京都会館で「きものコンテスト」

写真
出場者が着付けの美しさなどを競ったきもの装いコンテスト(京都市左京区・京都会館)

 和装の着付けの美しさを競う「全日本きもの装いコンテスト・きものフェスティバル関西大会」が4日、京都市左京区の京都会館で開かれ、出場者の素早い手つきや優雅な着こなしに会場から感嘆の声が上がっていた。

 全日本きものコンサルタント協会の主催で34回目。京都開催は6大会ぶりになる。今回は、関西一円から着付けを学ぶ約160人が出場し、振り袖や留め袖、男性、外国人などの7部に分かれて腕前を競った。

 採点基準は着装の仕上がりやセンス、立ち居振る舞いなど。出場者は、着物を羽織っただけの状態から鏡を見ずに帯を結び、手早く装いを整えてみせ、来場者から大きな拍手を受けた。

 女性部門トップの「きもの装いの女王」には兵庫県白浜町の大塚喜子さん(22)が選ばれた。各部の上位入賞者は、来年4月に東京で開かれる世界大会に出場する。

 他の主な入賞者は次の通り。各部は1位のみ(敬称略)

 準女王=田村暢子、樋口容子、岩崎仁美▽振り袖の部=横山由佳▽留め袖の部=松井暁子▽カジュアルの部=西村周子▽男性の部=名子央▽子どもの部=坂本雅美▽外国人の部=アンナ・ダイポルド▽学校対抗の部=京都女子大


私のアンナが本当に一所懸命に練習していたので努力とても胸が一杯です。(^-^)

Sunday, December 04, 2005

この日本語ブログは、ちょっと長めのポストやちゃんと考えた事の広場だとしたら、ちょっとした一言を表すようにMixiでもブログを並行に書いている。Mixiに登録しなければ見られないけれど私のプロファイルは以下の通りになる:

http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1994602

登録するのに既に会員からの招待が必要だけど、メールアドレスを教えてくれれば紹介するよ。

Wednesday, November 02, 2005

最近、自由時間がたくさんあるので普段に思い浮かばない課題について考えられる機会になった。その一つは、食事なのだ。たまに日本人の知り合いと話してい るうち、「アメリカ料理はどんな料理ですか」等と聞かれることがある。そんな時、思わず口ごもってしまう。なぜなら、アメリカ料理ってあるのかと疑ってし まうからだ。

英語では、食事に関わる慣用句はとても多い。その中、「as American as apple pie」というのもある。複雑な英語でもないが、(アップルパイのように)「極めてアメリカ的な」・「伝統的にアメリカ風の」・「アメリカ独特の」・「純 アメリカ的な」と日本語に訳せるのではないかと思う。しかし、実はアップルパイはアメリカ生まれのものではない。フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』によると、1381年ほど前に、イギリスでアップルパイがすでに編み出されていたらしい。しかしアメリカが独立したのは1789 年なので、アップルパイはアメリカの伝統食とは言えない。結局「as American as apple pie」という慣用句は詐称なのだ。そう知ってきた私には、ちょっとショックだった。「アメリカ独特の物って本当に存在するのか?!」と思った。

そういった問題に取り組みたかったので、まず「アメリカ料理」はどう定義すればいいかを考えてみた。いくつかの意味が取られると思う: ①アメリカ独特の味がする料理、②アメリカで生まれた料理、③アメリカで人気のある料理。それぞれを調べてみたので発表したいと思う。

  1. アメリカは移住した人々に非常に大きな影響を受けたので100%アメリカンという物は無いのではないかと思う。でもいくつかのアメリカの地域 の味が世界中で知られてきたのでそれぞれを紹介したいと思う。ペンシルベニアダッチ料理、ハワイ料理、ケイジャン料理、バーベキューなどが代表的だろう。 (現代のベジタリアン料理の多くはアメリカで生まれたとも言えるだろう。)
  2. ポテトチップス、ブラウニー、チョコレートチップクッキ、チャプスイ、コーンドッグ、軸付きトウモロコシ、おみくじ入りクッキー、ファッジ、 ひき割りトウモロコシ、ガンボ、パンケーキ、ハンバーガー、アイスクリームコーン、ジャンバラヤ、マカロニアンドチーズ、ピーナッツバター、パンプキンパ イ、スラッピージョー、感謝祭のディナーの全てがアメリカで生まれたという。でもアメリカで生まれ育てられた私は、インターネットで調べる前に知っていた のは、僅か2件にしか及ばなかった。
  3. 人によって好みが違うので正確に言い難いけれど、7歳~25歳の中では6割が「中華料理が一番好き」という統計に目を通した事がある。アメリ カ中でメキシカン料理も非常に人気がある。(サルサの売り上げがケチャップよりも多い傾向があり、パン類の食品ではパン白パンの次にトルティーヤがよく売 られている。)そして、ニューヨークやシカゴの様な大都会では、フュージョン料理(国際的なブレンド)がブームになっているようだ。

同じ食生活のテーマだが、ベジタリアンなので食べ物について聞かれたら余計に難しくなる。「完全菜食主義者」という言い方をした時、イメージが強すぎると 言われた事があるのでそれ以降は「徹底したベジタリアン」という言い方に変えた。でもそう言ってもなかなか理解してもらえない。確か、ベジタリアンの中で は、色んな主義があるし※、どうしてベジタリアンなのかという質問に対して様々な道徳的・健康的・宗教的な理由がある。雑食の方にはこれらはちょっとわか りにくいとは思うけれど、相手が混乱しそうな顔をしたら普段こういった説明をします。「動物愛好者なので動物を苦しませたくない。そこで動物性の物を一切 食べないようにしています。」 でも何故か、その後こういった答えが返ってくる。「でも魚は食べるでしょう」「鶏肉も?」「卵も?」などの質問が多いで す。数分後、食生活を納得してもらえたら、相手が理由を知りたがるパターンが一般的だ。実は自分の考え方を説明させてもらえるし、そうしながら日本語の練 習にもなるし、そう聞かれたら嬉しい。ある方には「そういう考え方もあるんだ」、他の方に「馬鹿か」など、独断的な反応から思慮深い反応まで返ってくる。

※私のやっている「ビーガン」以外にも「フルータリアン」、「ラクト・ベジタリアン」、「ラクト・ベジタリアン」、「オボ・ラクト・ベジタリアン」、「ブレサリアン」、「マクロビオティック」等がある。

日本では、「沈黙は金」という行動がいいという。人前では意見を述べると慎むする人が多いと思う。もちろん日本人全員じゃないけどそういう人が他の国に比 較して多い筈だ。私もテーマに詳しくない時にそうなりがちで、全然悪い事だとは思っていない。でも討論するのが大好きな私には、私が選んだ食生活のような 議論の余地あるテーマを話し合う機会に喜ぶ。ただし、相手とは相互尊重の環境が無ければが最悪だと思う。

日本人論や日本文化論などという既成概念(ステレオタイプ)の多いジャンルが苦手だが、時々メディアではっきりした違いに気付く。その一つは、日本のテレ ビ番組では、誰かが何かを食べる時、すごく大げさな反応に決まっている。総括していうと料理・旅行に関わる番組ではこういった誇大が多いけれど、ドラマや ドキュメンタリーでもよく見られる。日本のテレビともなれば、誰かが何かを普通に食べている場面の放送を今だに観た事がないと思う事がある。確か、日本で は本当に美味しい料理が沢山あると知ってはいるが、長い間それにさらされるとその反応をある程度ぼんやりさせるのではないだろうか。しかし、実際には日本 のメディアを見ればみる程、そうでないという意見が強まる。アメリカに帰る前、「食事を味わう直後」の反応を300本ぐらい録画して、上手く編集して、ア メリカにいる親戚にこの文化的不思議を見せたいと思っている。

日本人の友達、そして日本語が読める外国人の友達、どう思う?コメントをよろしく!
最近隆と杏菜に色々な謎々を教えてもらったので紹介したいと思う。
  1. 「スパゲッティ」はイタリア語、「ステーキ」は英語…そして「デザート」は?
  2. ある女の人は、きれいな洋服を着ています。そして、ある猫と犬が近づいてきました。その女の人を見ると、何かを言っていました。言ってから、その女の人は怒りました。何故怒ったと思う?
  3. 一番退屈な県なな~に?
日本人がこれらを聴くと寒いかも知れないけど、日本語を勉強している外国人としては凄く面白い。

答えが分かったらコメントをどうぞ!

Friday, October 07, 2005

この表現は面白いよね。「電撃結婚」という言い方は知っていたけど先アンナに「できちゃった結婚」を教えてもらった。調べたら「でき婚」と省かれている事も分かった。

英語では「shotgun wedding」というんだけど。。。さすがアメリカらしい表現だよな。

今回は短かったけど明日またポストしたいと思っている。今度は食事に関するエッセーだよん!